会長挨拶
第123回東北整形災害外科学会
会長
石橋 恭之
(弘前大学大学院医学系研究科 整形外科学講座 教授)

第123回東北整形災害外科学会を、2026年6月12日・13日に弘前市にて開催いたします。伝統ある本学会を担当させていただくことを、教室員、同門会一同、大変光栄に存じます。
本会は、1946年より行われていた東北整形外科集談会が発展し、整形外科学および災害外科学の進歩発展を目的として、1954年に東北整形災害外科学会として発足いたしました。以来70余年、東北・新潟7県内の大学が専門領域を越えて集い、診療・研究・教育の最前線を磨き合う場として発展してまいりました。
現在では、トラベリングフェローの選出、英語セッションや学生セッションなど幾つかの若手育成の試み、また各当番校の特色ある企画も加わり、東北地方に根ざした“顔の見える学術集会”として発展してまいりました。今回も、日常診療に直結する教育講演、疾患・手術・リハビリテーションを横断したシンポジウム、活発な討論を促すパネルディスカッション、ハンズオンセミナーなどを幾つか企画したいと思います。また例年同様、若手医師の挑戦を後押しするようなアウォ―ドセッションを組みたいと思います。
岩木山を望む城下町・弘前市は、四季折々の景観と津軽の文化が息づく学都です。会場周辺には弘前公園や近代建築群が点在し、散策にも適しています。懇親会では津軽の食とお酒を囲み、世代や専門を超えた交流を深めていただければ幸いです。
若手医師を中心に、明日の医療をともに創る二日間にしたいと考えております。多くの先生方にご参加いただき、活発なご討論を期待しております。弘前の地でお目にかかれることを心より楽しみにしております。